こんにちは
笑顔と料理で幸せな話を広げたい、保育園栄養士&パーソナルシェフとろみです。
今日は、ブックレビューです。
藤川徳美さんのうつ・パニックは「鉄」不足が原因だった。
https://amazon.co.jp/dp/4334039987
私はこの本はキンドルで買ったのですが帯の部分が、めまいやふらつき、倦怠感、イライラ、朝起きれない、冷え性、頭痛、… .
誰でも1度は経験したことがあるようなことばかり書かれています!これが鉄不足???
この本を知ったきっかけは?
私は勝間塾https://www.katsumaweb.com/sp-kj/index.phpという勝間和代さんのコミュニティに入っているのですが、そこで勝間さんがご紹介されていた本です。
オススメされた本はちょっとでも気になったら購入して読むという自分の中のルールがあるのですが、読んでみたところ、とても面白かったのでブックレビューさせていただいています。
うつやパニックに鉄は関係あるの?
この本を読んで 1番最初に、びっくりしたのですが、医学部では栄養学についてほとんど教えていないそうです。
医者は栄養知識がないと言う事ですね。
すると、私たちが病院に行ったときに「栄養は満たされている」と言うことが前提で話が進んでいます。
しかし、著者は栄養が足りていなかった!と気づいたのでこの本を書いたと話されています。
実際に著者が治療で、「高タンパク、低糖質食+鉄剤」を基本とした栄養を取っていただいたところ驚くような症状の改善が見られたそうです。
鬱、パニック障害の症状がみるみるよくなったそうです。
今は食べ物は豊富ですね。
戦時中を知っているわけではありませんが戦時中とは大違い!
食べ物が多いので量は足りているんですけれど、質的に足りていないんですよね。
質的な栄養失調に陥っていると言う問題があります。
糖質型、必須アミノ酸不足(タンパク質不足)必須脂肪酸不足、ビタミン不足、ミネラル不足と言う状態に陥っている。
鉄不足は困ることあるの?
鉄不足になると、産後うつにも影響が出ると書かれています。
第一子、第二子と出産するごとに鉄、タンパク質は枯渇し、フェリチン値が 10以下になると、産後うつの発症も危ぶまれます。
私の場合2人目を産んだ病院は、とにかく母乳、母乳とうるさい病院で義母が、おはぎを大量に買ってきて、
「食べて、おっぱい出してね。」
と言ってきたときは一人で号泣しました。
看護師さんが産後うつと思ったらしく特別な扱いを受けました。
鬱とは違うでしょ!と思っていましたが、もしかしたら鉄不足もちょっと関係していたのかもしれません。
出産した女性もそうですが、不妊の原因になっていることもあるそうです。
私は1人目を出産してから下の子が生まれるまで7年の間がありました。
もしかしたら、なかなか子供ができなかった原因は、鉄不足があったのかもしれないとこの本を読んで思いました。
年齢的に鉄不足になるのは月経が始まってから2 〜3年ぐらいした頃と環境が変わり一人暮らしを始め、栄養が偏りがちになる20歳前後からうつ病、パニック障害などの発症が起こりやすくなってしまう。
50代女性は月経も終わり、鉄不足が解消されるためなのか元気ですよね。
私の母も私が20代と若いはずなのに、どう見ても母の方が活発に動いていました。
子供のための食事療法
1、お菓子、ジュース類は直ちにやめる
代わりにゆで卵、チーズ、ナッツ、などをお勧めしています。
2、糖質を減らし、動物性タンパク質、動物性脂肪をしっかり摂取する
卵、肉、魚は毎日必ず摂取します。これまでの2倍と考えれば良いでしょう
3、オメガ6系である植物脂はできるだけ減らし、炒め物はバター、ラードを用いる
バターやラード、ココナツオイルは、非常に安定した脂肪酸で、加熱に強く、酸化しにくく、また血中の脂肪濃度を上げません。
4、加工品はできるだけ避けて、素材から料理を作る
自宅で料理をする習慣をつけるのが理想的です。
5、食塩は直ちに止め、天然塩を用いる
粘膜は2 〜3日で入れ替わり、皮膚は2週間で入れ替わります。そのためタンパク質と脂肪は常に充分な量を補給する必要があります。足りなくなると代謝障害が起こり、体調が悪くなります。
過食に悩む人がいた場合は?
糖質はなるべく控え、動物性タンパク質、動物性脂肪をしっかり摂取!
著者は、卵焼きを主食とするのもオススメと書いています。
過食症は、動物性脂肪不足による、ミトコンドリア(クエン酸回路+電子伝達系)の機能低下がもたらしています。つまり、燃料不足のため甘いものを干しているのです。
今の時代に栄養不足がおきるの?と思いますよね。
知っているのと知らないのでは大きく違うと思います。
私も以前、基礎代謝の話しをブログに書かせてもらいました。
まとめ
・鉄、タンパク質をキチンと摂取することが大事!
そうすることで過食も防げる
・食事の量ではなく質をみることが大事
・特に女性は出産、月経などがあるので鉄不足になりがちなので注意が必要
こちらに、鉄分の多い、ひじき、小松菜を使ったレシピも公開しています。