パーソナルシェフとろみの日記

パーソナルシェフとろみの日記です。パーソナルシェフのレシピと、日々の育児やブックレビューについて綴っていきます。

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ブックレビュー「いのちの食べ方」

今日から3月ですね。

2月は28日と短かったので、なんだかあっという間に3月という印象です。

 

2月21日の読売新聞に「やってみたい」を大切に!

お手伝いの記事がありました。

30代から40代の子供がいる女性への「子供が手伝いをするかのアンケート」

によると、子供が料理をほとんどやらないと答えたのが65%

掃除をほとんどやらないのは67%もいるそうです。

習い事などで忙しい子供の都合を優先し、家事の手伝いをさせない家庭が増えている

みたいです。

お手伝いは自分で考えて行動する基本となるものです。

失敗して覚えることもたくさんあります。

是非、お手伝い子供にはたくさんしてほしいですね。

 

食育について考えていたら、こんな本と出会いました。

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君んちの晩御飯、昨日の夕食は?から始まるのですが、

もし、お肉が料理に使えなかったらカレー、ハンバーグ、とんかつ、

焼き肉・・・たくさんの料理はたべられませんね。

 

世界は回っているが、人間は回っていない

なぜならば、人間は動物や魚に比べたら比べものにならないくらいの知性

もってしまったからである。

だから気を抜くと川や海を汚し、樹木を伐採しすぎて、もしかしたら、

その前に核戦争が起きて、すべての生き物が死に絶えてしまうことだって

あるかもしれない。

 

牛や豚がと場で殺される理由は、僕らが食べるからだ

ところが僕らはかれらの哀しみを知らない。見てみないふりをしていたのだから。

知らないのだから。だから平気で肉を残す。残した肉はごみに捨てられる。

でも、彼らを殺す役目を与えられた職人たちは、肉の一切れも無駄にはしたくないと

ばかりに、汗をかきながら懸命にナイフをふるう。

いのちを食べるからこそ、いのちを無駄にしないことを彼らが知っている

 

肉だけじゃない。僕たちはいろんなものから、気づかぬうちに無意識に目をそらしている。見つめよう。そして知ろう。

目をそらさなければ、いろんなものが見えてくる。そしていろんなものが見えるから、

知ることもできる。そうすれば、差別、戦争がいつかはきっとなくなる。

 

いのちの食べかた、子供向けの本だと思って読んだのですが、

最後は、自分自身の目を背けているものから、目を背けずに向き合うことの

大切さを教えてもらいました。