4月9日日曜日東大教授矢作直樹先生の歴史文化塾講演会私の参加は3回目です。
今回もお料理を出す機会に恵まれました。
残念ながらこれが最後の開催となりました。
今回、皆さんの前で話をする機会はなかったのですが、もし私がお話をするなら、
パーソナルシェフになった思いをお話ししたいと思いました。
なぜ、パーソナルシェフになった?
私がパーソナルシェフになったのは、子供たちの今の食事を見て、
「日本の伝統食である和食で心と身体の幸せを願っている」ものとして一人でも多くの人に伝え、自分にできることをしたい!思いもありますが義母の死も関係しています。
義母の最後の食事、私が見た限りではありますが、ペヤングというカップめんでした。
もう少し私がちゃんとした食事を義母に作ってあげることができたら、もっと長生きできたのかなという悔しい気持ちでいっぱいでした。
カップめんが悪いとはわかっていても、「この料理を食べてください」と言うきちんとした知恵もなく、身体に良い料理の技術も知識もないまま、これがいい、あれがいいと実母とは違い、よくわかっていないのに口だけ出すわけにはいかず何もできぬままに義母はこの世を去っていきました。
そんなモヤモヤした心の状態の時にパーソナルシェフの先輩であるマッキーさんの
http://mackeyvegelife.seesaa.net/
講座が開かれることを知りました。
ご自身も癌になった経験があり食で元気を取り戻したと話を聞き、とても興味を持ちました。
その講座に出席し内容を聞いていて、
「食は命を作るもの」と言うマッキーさんの言葉がすーっと体に染み渡り、これだ、という思いによりパーソナルシェフになる決意をしました。
私のような家庭を守っている主婦は家族や自分の身の回りの人にご飯を作ることが多いのですが、その時に自分の作った料理を食べる一人ひとりの健康と幸福、心作りをサポートしていきたいと思いました。
その心を自分の家族だけではなく徐々に少しずついろんな人に影響を与えられたらいいなと今は思っています。
今回、いつも遠くから見ていた矢作先生とたくさんお話をさせていただく機会に恵まれました。
まず、いつものようにお食事を提供させていただき矢作先生のところにお持ちすると何度も「ありがとうござます」と言われ丁寧に頭を下げられました。
東大の名誉教授ですよ、絶対に偉そうにしている!と半分決めつけた目で先生を見ていましたが予想とは全く違い、頭が低く、言葉も優しく丁寧でした。
矢作先生から私がいただいた言葉です。
・考えない
・自分に聞く
何かと黙っていてもすぐにあーすればよかった、こうすればよかったと考えてしまいます。時には声に出すこともあります。
でも、考えずに自分に聞くことによって良いほうに進むとおっしゃいました。
たぶん今の私に必要だった言葉だと思います。
これからは考えるのではなく自分にどうしたい?と問いかけながら生きていきたいと思いました。
とても良い言葉をいただきました。
その後は、びっくりタイム!
矢作先生がお酒を2つ持ってきてみてくださいと、ニヤニヤと少年のような何か、
企んでる?と思わせるような顔をされていました。
ワインを先生の前に2つお持ちしました。
まずは1番初めの味を覚えておいてくださいと言われました。
そして私が持っている方のワインを先生がじーっと見つめました。
おかえりーそうするとなんと、ビビビックリ!なんとワインの味が変わったんです。
あまりの変化に「ワオ!!」驚きました。
楽しい、学びの多い会でした。
今回は、これで最終回ですが、また、開催されること祈っています。
矢作先生の新刊です。
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