こんにちは^_^
笑顔と料理で幸せの輪を広げたい栄養士&パーソナルシェフとろみです。
ブックレビューです。
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
この本を選んだ理由は、友人から
「この本流行ってるよ」
と言う話を聞き、へ〜流行ってるんだ!と思いすぐに何も考えずに購入した本です(笑)
本は、いい本だよ!面白いよ!と聞いたらなるべく、すぐに購入するようにしています。
メルカリで購入することも多いです。
数ヶ月前に読んだのですが、今、「ファクトフルネス」を読んでいて、人間は、事実よりも思い込みや勘違いの方が多いのではないか?と言う疑問を持ちこの本を思い出しました。
まず、冒頭に出てきたのは衝撃の事実でした。
1974年のカナダの選挙では、イケメンの政治家は、そうでない政治家の2.5倍もの票を獲得していた!
「人は、見かけが9割」という本にもあったように、人間は知らず知らずのうちにイケメン、美女に対して好感を抱くものなのですね。
でも、人々はイケメンだから投票したという自覚がないようです。でも、実際は見かけで投票していたという事ですね。
容姿に自信がないものとしては、どういったものか⁉︎と思ってしまいました(−_−;)
でも、これが現実なんですね。
では容姿が良くないので、諦めたほうがいい?
「成功はいい容姿に生まれたという運次第であるとは認めたくない」という感情と向き合わないとこれまた判断が歪んでしまいそうですね。
イケメンや美女だとすると実際非常に高く評価されます。
・他人がイケメンに対して抱く思考の錯覚
・その思考の錯覚はイケメンにとって都合がいい
これはイケメンにとっての資産ですね。
何か良い点(この場合はイケメン)が優れていると何もかもが優れて見えちゃうような錯覚を起こすそうです。
それは5つの理由によるものです。
1、「直感的に正しいと感じること」が正しいとしか思えないから。客観的事実より、自分の直感
2、直感が間違っているとわかっていても、直感的に正しいと思える行動をしたほうが気持ちが良いから。
3、「直感的に間違っていると思える正しいこと」を言うと、友人知人に間違っていると決めつけられ、反感を買い、嫌われるから
4、ほとんどの場合、直感に基づいて意思決定した方が、組織内での自己保身に都合が良いから
5、権力者にとって都合が良いから
恐ろしい事実ですね。
よってこの本によると
自分の人生の選択をする時→思考の錯覚の汚染を除去→研ぎ澄まされた直感と論理的思考で本当に正しい判断をしなければならない
人間の直感が認識を誤りやすいのは次のような確率だそうです。
・自分の就職、転職、独立企業がうまくいく確率
・自分が作った作品、お店、プロダクト、サービスが成功する確率
・採用面接している相手を採用したら、活躍してくれる確率
・昇進させようとしている人を昇進させたら、良い管理職になる確率
・あの人と結婚したら、結婚生活がうまくいく確率
・好きを仕事にできる確率
その理由は
1、人間の直感は「思い浮かびやすい」情報だけを使って、判断をする。
2、人間の直感は、正しい判断に必要な情報が欠けていても、情報が欠けていると言う感覚を持たない。
好き嫌い、メリット、リスクのいずれかの変数値が脳内で変化すると、その変数値が他の変数値と矛盾しないように、他のすべての変数値が変化して辻褄を合わせるようになっている。
テレビがニュース、報道などは、まさに作っている人の好き嫌い、メリット、リスクでできています。
これを鵜呑みにするのは大変危険だと思ってきました。
毎日驚くことの1つに株価の報道があります。
ニュースの中で
「昨日の相場は〇〇円で〇〇円上昇しました。
未来に対する観測が楽観的になっているからです」
次の日株価を見てみると暴落!すると次の日の朝の報道によると、
「世界経済の悲観的な見方が出ているなので株価は下がりました。」
上がった下がったというのは間違いないものでありますが、悲観的、楽観的とは???
この本の最後にこう書いてありました。
「実力中心」の世界観で生きる人間より、「錯覚資産-運-実力」の世界観で生きる人間の方が、圧倒的に強い。
新しいものの見方ができるようになった本でした。
https://toromin.hatenablog.com/[
https://torominchi77.jimdo.com/[